株式会社SPACE WALKERが先日、脱炭素社会の実現をはじめとする社会課題解決に向け、呉市と包括連携協定を締結したそうです。
株式会社SPACE WALKER(東京都港区、代表取締役CEO 眞鍋顕秀、以下、スペースウォーカー)は、広島県呉市(市長 新原芳明)と脱炭素社会の実現、その他の社会課題の解決に向け、相互の連携・協力関係を強化し、協働した取組を積極的に進めるため、包括連携協定を締結いたしました。
株式会社SPACE WALKER、広島県呉市との脱炭素社会の実現、その他の社会課題の解決に向けた包括連携協定の締結 | SPACE WALKER
SPACE WALKERは、もちろんスペースプレーンの開発で知られていると思うのですけど、その一環で複合材タンクの開発を手掛けており、それが水素の貯蔵なんかに使えるのですけど、宇宙というよりその領域を中心とした「連携」が意図されているのかなと思います。
なぜに呉市?と思って軽く検索したところ、「次世代モビリティ導入に向けた交通社会実験」を実施しましたっていうニュースが出てきました。この実験は2019年の11〜12月に実施されたもので、具体的には水素燃料を用いるトヨタの次世代バス「SORA」にのべ約800人が体験乗車した模様。
次世代モビリティの導入を軸とした新たな公共交通体系の構築に向けて,市民の皆様に無料で次世代バスの公道走行を体験していただく社会実験を11月30日(土),12月1日(日)・7日(土)・8日(日)の4日間実施し,多くの方(延べ約800人)にご乗車いただきました。ありがとうございました。
「次世代モビリティ導入に向けた交通社会実験」を実施しました – 呉市ホームページ
水素社会の実現は、あちこちの自治体で検討なり模索していると思うのですけど、こういう形で宇宙開発企業が自治体と連携するのは興味深いなと思います。宇宙っぽい印象は少ないかもしれませんが、これはこれで本業=宇宙開発を通じた社会課題解決と言えなくもないかなと。