ESAがSpace Safety Centreを開設

soraeでESAが“宇宙天気予報”の新たな拠点となる「宇宙安全センター」を開設 | sorae 宇宙へのポータルサイトという記事を読みました。

今回、ESOCに開設された宇宙安全センターは、宇宙天気の監視・対処にあたるチームのための専用施設です。ESAはこれまでにも衛星などを使って集められた情報をもとに、宇宙飛行士や人工衛星・宇宙船の安全を保ったり、太陽活動から電力網などを保護したりする活動をサポートしてきました。

ESAが“宇宙天気予報”の新たな拠点となる「宇宙安全センター」を開設 | sorae 宇宙へのポータルサイト

宇宙天気予報は、社会や環境の持続可能性に資する宇宙開発として、地味ながら非常にわかりやすいのですよね。太陽活動が日常生活、いや大げさに言って人類文明の存続を脅かしかねない可能性、リスクについては、もっと積極的に広報されなければならないと、私は常々感じています。決して何かこう恐怖を煽るのでなしに、現実的な社会課題の一つとして……。

ESAによると、宇宙安全センターはESAが構築した宇宙天気サービスネットワークと緊密に連携し、欧州の衛星オペレーター、研究所や研究者、輸送・ナビゲーション・電力網といった太陽活動の影響を受ける商業部門に対して、タイムリーで信頼性の高い宇宙天気情報を提供するとのことです。

ESAが“宇宙天気予報”の新たな拠点となる「宇宙安全センター」を開設 | sorae 宇宙へのポータルサイト

予報精度が向上すれば一層、太陽活動の影響を見越した備えなり対応が可能になるでしょうね。投資に十分見合った危機管理が可能になることを期待したいですし、それがまた回り回って宇宙開発の重要性に対する理解の促進、そして宇宙天気予報分野のさらなる発展に繋がって欲しいと思います。