アメリカで人工衛星の環境負荷を抑制する動き

この記事は、宇宙開発とサステナビリティ Advent Calendar 2022の1日目の記事です。11月14日付のギズモードの記事、人工衛星の環境への影響を見直そう。米会計検査院が提案を読みました。

米国会計検査院(GAO)は新たなレポートの中で、大規模な衛星コンステレーションの打ち上げに向けた規制と認可方法を見直すよう連邦通信委員会(FCC)に求めています。

人工衛星の環境への影響を見直そう。米会計検査院が提案

会計検査院、ニュースなどで耳にすることはあっても、それがどういう機能なり役割を担う組織なのかは知りませんでした。Government Accountability Office – Wikipediaを読むと、It is also known as the “congressional watchdog”.てなことも書いてあって興味深いです。

レポートによると、「2030年までには、軌道上に既にいる数千基の商業衛星に数万基が加わると見込まれている」そう。「科学者などが、大量の人工衛星による潜在的な環境や他への影響についての懸念を提起してきました」と書かれています。

人工衛星の環境への影響を見直そう。米会計検査院が提案

記事からは、衛星コンステレーションなどというものが実現される前には想定されていなかった環境負荷やそれに類する影響が、顕在化している印象を受けます。どの程度の負荷や影響に抑えることが、持続可能な衛星コンステレーション、ひいては持続可能な宇宙開発につながるか? まずは実態の把握、事実をつかむことが大事になりますね。