この記事は、宇宙開発とサステナビリティ Advent Calendar 2022の6日目の記事です。まったくタイムリーではありませんが、記録として。10月4日付の記事、2022年の世界宇宙週間は「持続可能性」がテーマ–Sputnik 1打ち上げから65年 – UchuBizによると、今年の世界宇宙週間は持続可能性がテーマだったそうです。
10月4日から始まる「世界宇宙週間」は、未来に向けた宇宙の持続可能性がテーマとなる。
世界宇宙週間は国連が制定する国際週間の一つで、宇宙への関心を高め、宇宙空間の探査と平和利用に向けた国際協力を促進するため、1999年に国連決議で定められた。同期間中には、世界中でさまざまな宇宙関連のイベントが開催される。
2022年の世界宇宙週間は「持続可能性」がテーマ–Sputnik 1打ち上げから65年 – UchuBiz
宇宙の持続可能性、というと意味するところが複数、想起されます。私が社会構想大学院大学で宇宙開発とサステナビリティやSDGsを紐づけて調査研究を行おうと考えたときも、宇宙開発という行為自体の持続可能性と、宇宙開発を進めた結果としてもたらされる=宇宙開発にとっても目的なり動機としての持続可能性と、複数の文脈が考えられましたし。その点については
2022年の世界宇宙週間は、「宇宙での持続可能性の達成」「宇宙からの持続可能性」という2つのテーマが設定された。そのターゲットは「地球を取り囲む軌道領域」となっている。
2022年の世界宇宙週間は「持続可能性」がテーマ–Sputnik 1打ち上げから65年 – UchuBiz
……と、いうことだったようです。これだけではよくわからない、ということで本家のサイト(World Space Week | Celebrate UN-declared World Space Week, 4-10 October annually, the largest space event in the world)を確認してみました。テーマの解説は、Theme | World Space Weekにあるようです:
The theme is inspired by how sustainability in space relates to how humanity uses space, most pressingly, the orbital area surrounding Earth-itself a finite resource.
There is a much greater story to tell in terms of how space exploration and remote Earth observation can help drive change for our own home planet. This includes measuring climate change, identifying pollution on land and at sea, supporting agriculture in developing nations-an endless list. Of the 169 targets that form the 17 UN Sustainable Development Goals, 65 directly benefit through Earth observation satellites and related technologies. Achieving the SDGs would be so much harder without the tools and techniques available to scientists through space exploration.
Theme | World Space Week
宇宙開発なしにSDGsの達成はなしえない、的なことを謳っており、大変興味深いです。期間中、何かしらの関連イベントに参加してみたかったところですが、時既に遅し(苦笑)。